NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
・探鳥地ご案内

 ・日野川河口
  米子市 日吉津村
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        写真           観察できる野鳥    交通
   年中  春〜夏 秋〜冬  河口部は皆生大橋の日吉津村側から河川敷に降りる。
皆生大橋と新日野橋の間の堤防上は車両通行止めが多いため、右岸を歩いて探鳥。
戸上水源地へは左岸を上流にさかのぼり、米子道路手前で左折して法勝寺川にかかる橋を渡り、米子道路の下をくぐって日野川沿いに少し上流に行く。
カルガモ
アオサギ
ダイサギ
カイツブリ
トビ、ホオジロ
イソヒヨドリ
ミサゴ、モズ
カワセミ
ツバメ、ヒバリ
コアジサシ
アマサギ
コヨシキリ
コチドリ
カモ類多数、カワウ
カワアイサ、ミコアイサ
タゲリ、ツグミ
ユリカモメ
オオセグロカモメ
ノビタキ、チュウヒ
ハヤブサ、オオタカ

 日野川は冬の野鳥を身近に見られる所です。下流部を三か所に分けてご紹介します。
 河口から冬の美保湾を眺めると、カモ類、カワウ、シロエリオオハムなどが見えるでしょう。春になると、カンムリカイツブリの大群やイルカを見ることさえもあります。河口から国道431号の皆生(かいけ)大橋にかけてはカモ、カモメ、サギ類の種類が多く、河川敷におりてゆっくり観察しましょう。カンムリカイツブリやカワウ、優雅に飛ぶミサゴや華麗なタゲリの姿を見ることができます。夏にはここでひらひらと飛ぶコアジサシを見つけることができるでしょう。
 皆生大橋から新日野橋までの間は右岸を歩きましょう。車の騒音が遠くなるせいかカモたちものんびりしています。カワウやカワアイサの漁を観察できるでしょう。春にはキジのするどい声が聞こえます。青い宝石のようなカワセミも現れます。
 米子道路よりも上流の日野川左岸の戸上水源地付近では、冬、雪の大山をバックとしてコハクチョウを見ることができます。カモの種類も多く、人気のミコアイサ、ナポレオンハットのヨシガモ、可愛いトモエガモも見られます。ここはオオタカやハヤブサの狩場にもなっています。
 日野川は珍しい鳥がよくあらわれる場所であり、オジロワシ、コウライアイサ、コウノトリ、アカツクシガモ、ケリなどが観察されたことがあります。
 ゆっくりと探鳥を兼ねた散歩を楽しんでいる人も多く、野鳥にも人にも大切な存在の日野川です。

 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載

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