・大山寂静山(ダイセンジャクジョウザン) (大山隠岐国立公園) 大山町 関連サイト:大山町観光商工課
寂静山は博労座(ばくろうざ)のすぐ上にある小さな山です。鳥や樹木や花を楽しみながら静かに歩くことができます。迫力のある大山北壁を見るにも絶好のポイントです。 大山自然科学館のかどにある地図でコースを確認してから出発しましょう。大山寺への急な参道を登り、大山寺前の石段の下から左の路に入ります。大神山神社に続く石畳の道を進みます。このあたりではゴジュウカラやキビタキをよく見かけます。杉の大木の枝の上にはフクロウが休んでいるかもしれません。 大きな石灯籠を過ぎてから、標識に従い左に曲がって寂静山へと向かいます。ゆるい上り坂を進みます。ブナ林ではアカゲラやアオゲラ、がけ下の杉の枝ではオオルリの姿を見かける所です。トラツグミやツツドリの声も聞こえてくるでしょう。左側に「お里の松」があるところまで来ると、大山北壁が眼前に開けます。ここでは、ヒガラ、キビタキ、ヤブサメのさえずりが聞こえます。 さらに進むと階段があり、その途中から右手に分かれる道があります。右に行かずそのまま階段を直進して登っていくと寂静山山頂に到着です。山頂の休憩所に座っているとヤマガラやシジュウカラが近寄ってくるでしょう。空ではアマツバメやタカの仲間が飛び交い、10月には何千羽という単位でアトリの群れが見られることでしょう。 帰路は登ってきた道を下り、階段の途中の分岐点を左に入り下ります。「大山の野鳥」の解説板のある所は右手に行かず直進します。いったん沢に降りてから階段を登ると工事道路に出会います。ここでは工事道路に入らずに「僧兵の墓」の方の林の中の路を下って香取に至る県道に出ます。時間があれば向かいの豪円山に寄ってみるのも良いでしょう。県道を左に進み坂を下ると出発点の大山自然科学館に戻ります。 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載 「探鳥地ご案内」に戻る |