・千代川・八東川 鳥取市、八頭町 関連サイト:
冬の千代川下流域の水面には、たくさんの種類の水鳥たちが群れています。河川敷の木立にはコミミズクやノスリが、上空ではハヤブサが獲物を探しています。一方、夏のヨシ原はオオヨシキリの世界です。 冬の探鳥では中流域の円通寺橋上流から出合橋までの右岸がおすすめです。ヨシガモ、盛んに鳴き交わすヒドリガモの群れ、カワウの一団、日中は近くの水田ですごすコハクチョウを三十羽前後数えることもあります。ミコアイサの潜水漁も観察できます。川岸の木立にはノスリやジョウビタキ、モズなどが姿を見せます・ 支流の八東川に場所を変えてみましょう。片山橋から二つ先の米岡橋までの左岸が観察コースです。ミコアイサ、カワアイサが群れています。カモに交じってオオバンもいます。ヨシ原や木立にはオオジュリン、ノスリ、カワラヒワの群れ、そしてキジも姿を見せます。マシコの仲間が枯れた草の実を食べているのもこのあたりです。カワセミは水辺の柳の下枝やヨシ原でよく見られます。 千代川、八東川はともに堤防上からの観察となります。鳥に警戒心を起こさせないためには車の中からの観察が望ましい。 なお、上流から下流を見たときの左側の岸が「左岸」、右側の岸が「右岸」です。 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載 注意: 2012年現在、上の地図と若干異なり、南の智頭方面から新円通寺橋の西側までは国道53号線に並行して鳥取自動車道が走っています。ただし、おすすめ探鳥ルートは上の地図の赤い点線と同一で変更はありません。 「探鳥地ご案内」に戻る |