・三徳山(ミトクサン) (三朝東郷湖県立自然公園・森林浴の森百選) 三朝町 関連サイト: 三朝観光ガイド 三徳山三佛寺ホームページ
三徳山三佛寺には国宝の投入堂をはじめとして重要文化財が多くあります。また緑に囲まれた自然環境はすばらしく、野鳥の宝庫となっています。 夫婦杉を過ぎて最初の石段を登りつめた参拝受付所あたりでオオルリ、ホオジロの出迎えを受けることがあります。宝物殿ちかくの杉木立からは、カラ類をはじめとしてミソサザイ、キセキレイの美しい声が聞こえます。なお、参拝受付所の先の本堂と投入堂に立ち入るためには参拝料(入山料)が必要です。三佛寺のホームページを参照してください。このホームページには安全上の注意点も記載されています。このルートは険しく急斜面で数か所には鎖場があり、しばしば事故が発生するので安全には十分に注意してください。 この山は冬季の積雪が多いためか、標高300m前後の低地からブナが見られるという特異な植生を持っています。ブナが見え始めるあたりではアカショウビンの「キョロロロロ・・・」という独特な鳴き声も聞けるでしょう。地蔵堂で休憩すると谷間から吹き上げる風が心地よいです。馬の背近くではキビタキのさえずりが聞こえるかもしれません。 終点に到着し投入堂を見上げながら休んでいると、上空にハイタカ、クマタカ、サシバなどの姿を見かけることもあります。また最近、全国的にも珍しいセグロカッコウの鳴き声を6月ごろに聞くことが多くなりました。 山に登るのが不安な方は、谷をへだてて南側にあるウォーキングコースを散策し、スコープで投入堂周辺の野鳥を観察するのも良いでしょう。 なお、冬季(通常は12月〜3月末まで)は積雪のため投入堂までの登山道は入山禁止となっています。 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載 「探鳥地ご案内」に戻る |