NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
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・12月探鳥会の報告

 東部 12/9(日) 千代川「河川敷の冬鳥観察」
(2018/12/26)
  今年初めての寒波到来、気温2℃の寒い中、千代川河川敷で探鳥会を行いました。カンムリカイツブリが潜水を繰り返す中、上空にはミサゴが獲物を狙ってホバリング、飛込む姿も確認しました。カモなどを観察しながら上流へ移動中に茂みから猛禽! コミミズクでした。

   
 みぞれ混じりの雪の中、傘を差しての観察   今年二度の増水で河川敷の駐車場は荒れ放題

 途中からは激しい降雪の中観察を続け、23種の鳥を確認。寒くても鳥達は元気で活動していました。なお、参加者は10名、うち非会員は3人でした。(文: S.T、写真:管理人)


 中部 12/9(日) 東郷池「ぐるり一周東郷池探鳥会」 (2018/12/26)
  今シーズン最初の寒波の下、東郷池のカモや周りの野鳥を観察、13名の参加者が寒さに耐えながら鳥を探しました。冬の東郷池はカモ類が一番の狙いです。集合場所(湖畔の駐車場)からは、カルガモ、ヒドリガモ、コガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモが観察できました。多種類のカモは湖畔のあちこちに棲み分けているので池の周囲を移動、池の北東部のヨシガモや、ホテル千年亭の駐車場脇で人馴れしているホシハジロとキンクロハジロなど計28種の鳥を観察しました。寒かったものの、探鳥会の間は雪は降ることなく過ごせて助かりました。(by R.Y)


 西部 12/1~12/2 斐伊川河口「冬季セミナー+マガンのねぐら発ち」観察会 (2018/12/08)
 恒例の宍道ふるさと森林公園(島根県松江市宍道町)での「セミナー付き懇親会+一泊探鳥会」を開催しました。今年のセミナーでは事務局の津森が講師を務め、6月に大山で開催した視覚障がいの方を対象としたバードリスニング共催イベントについて、鳥取県支部としての今後の継続性も視野に入れた詳細を報告。続いて意見交換と懇親会に入りました。

   
    ログハウスでのセミナー       懇親会兼忘年会「今年もお疲れ様!カンパーイ!」
 

 翌朝は日の出前(6:45)に斐伊川河口に到着、マガンが宍道湖からねぐら立ちするのを待ちました。今年のねぐら立ちは(毎回いろいろなパターンがありますが・・)、大小の群れが次々と飛んできては、私たちの目前で河口中洲に「落雁」! 壮大な光景が7:30頃まで続きました。


 頭上を「鍵になり竿になり」飛行するマガンたち

 
           斐伊川河口中洲に降りたマガンの群れ(約1000羽)

 いつにも増して見応えのあるねぐら立ちを堪能した後、斐伊川河口周辺から宍道湖北岸まで足を伸ばして探鳥を続け、コハクチョウ、ヒシクイ(49)、タゲリなどお馴染みの冬鳥の他、ヘラサギ(4)、サカツラガン(1)にも出会うことができました(確認鳥種52)。参加者は宿泊組10人+早朝参加2人(いずれも会員)。(文と写真:T・T)


・11月探鳥会の報告
(2018/11/23、12/08追記)

 
中部 11/11(日) 船上山
 11/11(日)に船上山紅葉探鳥会を行いました。天気がよくて、茶園原を歩いていると暑いくらいでした。屏風岩とダム湖に映る紅葉を眺めながらおよそ20羽のオシドリを観察しました。その他、ベニマシコ、ジョウビタキなど17種の野鳥を確認しました。参加者は9名(うち会員外6名)でした。
 (by S.T)


 西部 11/18(日) 鵜の池
 11/18(日)に日野町鵜の池で探鳥会を行いました。この時期にしてはあまり寒さを感じないまずまずの天気、すっかり秋色の鵜の池に集まったのは、なんと20人!

   
   カエデの紅葉がきれいでした          紅葉を踏みしめて散策

 美しく紅葉した木々や下草の色を楽しみながら、ゆっくりと散策しました。水面にはお目当のオシドリの群れ(22羽)やカワアイサなどがのんびり浮いています。周回道路脇ではエナガ、ジョウビタキ、ミヤマホオジロなどの小鳥たち。ナツハゼやフユイチゴの実がたわわに実っていたので、みんなで小鳥のようについばみました。水辺の鳥・山の鳥合わせて27種を確認しました。(by T.T)

   
  少し遠いけど順光でオシドリを観察       フユイチゴの実が光っていました


・10月探鳥会の報告
(2018/10/26)

 東部 10/7(日) 樗谿(おうちだに)公園
 ちょうどフリーマーケット開催中で、集合場所の鳥居から先は出店がたくさん。参加者11名で歩き始めると同時に雨がポツポツ落ちてきた。御宮池に着くころにはかなり強い降りになり、あわてて池のそばの東屋に避難。雨の上がるのを待ちながら皆で思いのままに雑談。野鳥やキノコの情報交換、カメラの話題、ギックリ腰の直し方(参加者平均年齢にふさわしい)等々。
 目の前の御宮池は、昨年は「蛍の会」の暴挙で底まで干上がっていたが、今年は元の水位に回復、カルガモのペアも戻ってきました。しかし、常連だったカワセミは未だに戻らず。再び放流された鯉が産卵した稚魚が順調に育っていたので、あのカワセミも近いうちに帰って来ることでしょう。
 
  
   おしゃべりタイムが一時間以上・・     おいしそうなカンゾウタケ発見!

 雨がようやく止んだので池を一周。期待したカラ類混群には出会えなかったが、エナガ、メジロなど13種を確認。あいにくの雨でフリマの出品者が可哀そうでした。(by 管理人)


 中部 10/14(日) 打吹公園

 小雨がぱらつく中、探鳥会がスタートしました。まずはヒヨドリがお出迎えしてくれました。打吹公園内の動物園でインド孔雀、チャボ、セキセイインコなどを観察した後、遊歩道を進みました。茂みの中に飛び交う小鳥はソウシチョウです。ヤマガラの声も聞こえます。
 しばらく歩いて展望台に到着しました。そこから倉吉の町並みを眺めていると、1羽のツミが木の枝に止まってくれました。凛とした美しい姿をスコープでじっくりと観察後、長谷寺を散策して帰路に就きました。
(文:M.M、写真:R.Y)


 西部 10/14(日) 大山寺周辺
 恒例の「秋の大山一斉清掃参加+BW」を開催しました。ようやく秋の冷涼な空気に包まれ始めた集合場所の大山寺は降りしきる小雨・・。このところ 春も秋も一斉清掃は雨に降られてばかりです。それでもめげずに集まった「野鳥の会班」は総勢16人(会員外6人)。このまま冬の雪に埋もれてしまってはならぬと、道路脇のタバコの 吸殻や空き缶を丁寧に集めました。途中から雨があがるとようやく小鳥たちの声がきこえるようになり、コガラ、ヤマガラ、コゲラの姿を確認。一番の収穫は、渡りの途中でしょうか、エゾビタキが5~6羽さかんにフライングキャッチをしている可愛らしい姿に出会ったことで、みんなでじっくり観察しました。
   
 雨の中、ゴミ袋を下げて淡々とゴミを集めます エゾビタキをゲット!枝先に3羽もいるよ!

 木々はほんのり紅葉しはじめたところで、足元には真っ赤なミズヒキソウや薄紫のナギナタコウジュなど秋の最後の花々が満開でした。(文と写真:T.T)


・9/16に南部町「花回廊」で探鳥会を開催
(2018/09/20)

 西部地区の皆様おなじみの、”天気が心配な季節の強い味方”=「花回廊」で探鳥会を行いました。今にも雨が降り出しそうな空模様にもかかわらず、集合場所の花回廊メインゲート前には20人が集合、「雨でも、鳥も花も楽しもう!」という参加者の強い期待を感じます。

  
  花回廊メインゲートに集まった参加者    あれはコサメビタキ? エゾビタキ?


 いつものように、展望回廊は敢えて通らず、地上の散策路をたどりながら鳥の姿を探します。すると、ちょうど当日が秋の渡りの途中の「ヒタキ祭り」でした。行く手の木々にコサメビタキとエゾビタキが代わる代わる現れて、双眼鏡やスコープでじっくり眺めながら脇腹の模様の違いを観察しました。

     ヒガンバナも真っ盛り

 散策路沿いの木々には秋の装いが始まり、ヤマボウシやガマズミは赤い実をつけていました。クズ、ゲンノショウコ、リンドウなど秋色の花々や虫の音も楽しみながら、雨も降らずに(?)満足の行く探鳥会となりました。
(文と写真:TT)。


・この夏も県内各地で「ツバメのねぐら観察会」を開催 (2018/08/31)

 八月中旬に恒例の「ツバメのねぐら観察会」を県内三か所で開催しました。東部と西部の観察会の様子を報告します。

(1)東部 鳥取市福部町
 8/11(土)の夕方、鳥取市福部町総合支所裏のヨシ原にてツバメのねぐら入りの様子を観察しました。会員八名が参加。東部でねぐら入りするツバメの数が近年激減したため、最近の八月の探鳥会は氷ノ山登山に変更していました。今年は三年ぶりの開催です。日没の19h頃、昔の万単位の群れにははるかに及ばないものの、それでも千羽程度のツバメが上空を舞い、次々にヨシの茂みに向けて急降下。最近改修された県道の上から、ヨシの先端に停まるツバメの様子を十分に観察することができました。

  
   西からツバメたちが飛んできました   200羽単位くらいの群れが次々に上空を舞う

 当日参加された清末先生の話によると、東部のツバメのねぐらは、ここと西に1kmほど離れた浜湯山のヨシ原に分かれていて、50年くらい前から確認していたとのこと。昔は浜湯山の方が数が多かったそうです。河川整備と田んぼの区画整理の結果、浜湯山のヨシ原は年々縮小、数年前にほぼ消滅してしまいました。そのことが東部でねぐら入りするツバメの急減に関係しているのかもしれません。(文、写真:管理人)

(2)西部 米子空港周辺
 8/12(日)に開催。帰省された方や子供たちなど28人(会員外23人)の参加がありました。去年と同じように、米子空港(航空自衛隊美保基地と共用)内のアシ原を東側から見る堤防が観察場所です。夕焼け空をバックに土居支部長がツバメのなど生態を説明している間にも、猛スピードで次々とツバメたちが集まり始め、参加者から歓声が上がります。
  
 夕焼け空をバックにツバメの帰りを待つ参加者        同左

 ねぐらのアシ原までは少し距離がありましたが、全員が双眼鏡や望遠鏡に釘付けで、乱舞するツバメ(支部長の推定で2~3万羽)を楽しみました。(文と写真:T.T)


・「山の日」記念全国大会に出展しました (2018/08/31)

 8/11(土・祝)に大山国体広場(大山町大山)で開催された第3回『「山の日」記念全国大会 in 鳥取』の歓迎フェスティバル「森の恵み感謝祭」に鳥取県支部も出展しました。

 展示コーナーとしては、支部活動(探鳥会の開催・調査活動・保護活動・広報活動など)の紹介と、写真展示として大山で見られる鳥の紹介(支部会員の徳永年彦さんが写真提供)を行いました。さらに体験コーナーとして、ノームの糸車さんとのコラボ企画で市販中の、羊毛フェルトキットによる小鳥のマスコット作りを企画しました。

   展示ブースの外観と土居支部長

 羊毛フェルトキットとしては、既に日本野鳥の会バードショップで販売実績のあるヒーリングバード6種(冬バージョン:ルリビタキ・エナガ・モズ、夏バージョン:キビタキ・オオルリ・メジロ)を各5個、合計30個準備しましたが、お昼までに完売(!)しました。お孫さんのお土産にと二種類買っていかれる方、「わぁ、かわいい〜」と見本を手にとる方、ブース内に連れ合いを待たせたまま、キットを開けてその場で黙々と作って持って帰る方、等々、予想以上(?)に賑わいました。(文と写真:T.T)

  
    ヒーリングバードの体験コーナー           同左


・西部の7月探鳥会は「ブッポウソウ観察会」でした (2018/07/21)

 7月15日開催の西部探鳥会は恒例のブッポウソウ観察会。県外からの参加者(山口、広島、島根)、初参加の人もあり、総勢26人(うち非会員12人)でした。

 車の台数が多いので、観察できる巣箱は駐車スペースが確保できる所だけに限られます。
 気温は見る見る上昇し30℃以上、皆が陰を探して双眼鏡を構えます。巣箱近くの電線に停まる姿、三日月白斑のある青い翼の飛ぶ姿を堪能できました。
 昨日ヒナバンディングで4羽の育ち盛りのヒナを確認している巣箱もあったのですが、親鳥が餌を運ぶ様子はなかなか見られなくて残念でした。
(by H.T)

    日陰のない路上からも皆で観察
 
・「2018年度 鳥取県支部定期総会」を開催しました (2018/07/05)

 県支部の2018年度定期総会を、6/17(日)に大山青年の家研修室で開催しました。大山オオタカの森での探鳥会からの参加者の到着がやや遅れたので、2017年度の探鳥会記録画像のスライドショーを見ながら待ちました。
 総会では、定款の一部改正、2017年度の活動報告及び決算報告、2018年度の事業計画及び予算案が承認され、役員が選出されました。さらに、総会後の理事会で支部長、副支部長が互選されました。詳しい内容については、今後、会員の皆様には支部報「銀杏羽」経由で報告いたします。また支部活動の内容については、当サイトの「支部活動紹介」のページでも報告する予定です。
(by H.T)


・「オオタカの森探鳥会」の報告 (2018/07/05)

 6/17(日)実施の西部探鳥会は、3年ぶりに「大山オオタカの森」で実施しました。参加者は17人、うち非会員は3人です。

 赤松林の中の遊歩道は草刈りがしてありませんが、どうにか歩ける状態です。キビタキなどの声を聞きながら姿を探し、ツタウルシに注意!などの植物解説もありました。

 隣接する農地には、最近、広大なソーラーパネルが立ち並び、オオタカなどの野鳥の生息環が悪化していることは確かです。ソーラー発電の自然環境、野鳥への影響を定期的にモニタリングし、本当に自然にやさしい再生可能エネルギーのあり方について考えたいと思いました。
(by H.T)

    やっとキビタキを見つけた!


・ヒーリングバード新商品の販売開始! (2018/07/05)

 県支部がデザインし、鳥取県の福祉事業所のノームの糸車が商品化した「羊毛フェルトのヒーリングバード」の新商品の日本野鳥の会のバードショップ(オンライン)による通信販売が開始されました。

 2017年秋発売のルリビタキ、モズ、エナガに加えて、2018年夏からは、オオルリ、キビタキ、メジロの3種類の販売も開始しました。

 羊毛フェルトの玉(約4g)など必要な材料と専用ニードル(針)や作業用スポンジ台に加えて、支部が全面的に監修した作り方説明書もついています。ぜひ、お手元に置いて可愛がってください!


・「中国・四国ブロック交流会」参加報告 (2018/07/05)

 6/30~7/1に広島県尾道市で「日本野鳥の会 中国・四国ブロック」の交流会が開催され、鳥取県支部からは土居支部長をはじめ7人が参加しました。ブッポウソウの巣箱設置について各支部から報告があり、中国四国の8県で2017年時点で1502個の巣箱が架設され、899個が利用されていることが判明しました。

 鳥取県支部からの活動報告では、ちょうどバードショップカタログに掲載されたばかりの羊毛フェルトのヒーリングバード(第2弾 夏鳥3種)と、大山で開催した視覚障がい者とのバードリスニングの概要を説明しました。
  
   土居支部長のプレゼン風景         支部からの参加者の記念撮影

 会議後の夕食+懇親会では、昨年の鳥学会で最優秀賞を受賞した大山でのジョウビタキの繁殖について楠なづなさんが説明し、会場から注目を集めていました。
 2日目は巣箱を巡ってブッポウソウを観察、灰塚ダムの知和ウェットランドも見学しました。
(by H.T)


・「バリアフリー探鳥会 バードリスニング」報告 (2018/07/05)

 6/10(日)に、大山の下山キャンプ場で視覚障がい者を対象とした「バードリスニング」を開催しました。参加者は、障がい者+サポートスタッフが27人、案内役は野鳥の会10人と大山自然歴史館(植物解説)2人です。
 最初に、視覚障がい者の方とヘルパーさんに横一列に並んでもらいました。目を閉じて1分間無言で周囲の音に集中します。おしゃべりをやめると、森の中では鳥の声が次々に聞こえてきます。

  
   スタート前に耳のスタンバイ       木肌を触って手触りの違いを楽しむ

 遊歩道の木道を進み、木の幹に触れる場所ではミズナラ、ブナ、ナツツバキなどの木肌を感じてもらいます。途中小雨が降り出しましたが、森の中は雨でも大丈夫、葉っぱが頭上全体を覆っているので、傘も合羽も要りません。

  
  サポーターの方と共に、足取りは快調    実物大のメジロの模型で大きさを確認

 最後に、広場の雨の落ちてこない樹木の下で、今日聞くことができた野鳥の声を「鳴き声タッチペン」で再生。野鳥の会本部の箱田室長が持参された、シジュウカラとメジロの実物大模型を触って大きさを確認してもらいました。 (文:H.T 、写真:T.T)


・「バードウォッチング in 大山」の報告 (2018/06/08)

 5/26(土)と27(日)、恒例の「バードウォッチンング in 大山」を宿坊「山楽荘」との共催、新日本海新聞社の特別後援で開催しました。初日の夕方からの探鳥会では、非会員で探鳥会初参加のグループ1班、2班、会員中心のグループの3班に分かれ、大山寺周辺を散策しました。さわやかな初夏のブナ林の中で、オオルリ、キビタキ、ヒガラなどの美しいさえずりと姿を楽しみました。アカショウビンやセグロカッコウの声を聞いたグループもありました。

  
  オオルリの声を聞きながら石畳を歩く     山菜精進料理を楽しむ夕食風景

 夕食時には山楽荘名物の山菜精進料理を堪能、食事後には恒例のハズレなし野鳥グッズ抽選会付き交流会を行って参加者の親睦を深めました。翌朝は、恒例の4時半集合の早朝探鳥会に引き続き、朝食後の9時集合探鳥会も開催しました。
  
   大山寺橋から朝日に輝く山頂を望む     寂静山でアマツバメを探します

 今回の参加者は、小さいお子さん連れの家族、友人グループ、高齢ご夫婦、個人、県外から等、総勢72人(このうち非会員37人)でしたが、夕方の探鳥会だけの参加、宿泊して早朝探鳥会にも参加、宿泊なしで早朝探鳥会だけ、9時の探鳥会から初めて参加など、それぞれの都合や探鳥スタイルに合わせて様々に楽しんでいただけたようです。また来年も「バードウォッチンング in 大山」にぜひおいでください!
(文と写真:T・T)


・コアジサシのデコイ、完成!
(2018/04/22)

 当支部では絶滅危惧種コアジサシの鳥取県内での繁殖をお手伝いするために、毎年、コアジサシのデコイ(実際の鳥の形に似せた模型)を材料購入等で県の補助も受けながら作成しています。今年も約30体を作りました。以下、4/15(日)に湯梨浜町で実施したデコイの色塗り作業について報告します。

 湯梨浜町公民館の羽合分館(アロハホール隣り)で12時から作業開始、徐々に参加者が増えて最終的には13名で作業をしました。

   
   談笑しながら和気あいあいの作業。     黒の水性塗料で過眼線を書き込みます。

   
 O氏作のデコイは重なった尾羽まで描写!       皆様、お疲れ様でした。

 さて、次はコアジサシの繁殖を誘導する現場でのデコイ設置作業です。4/29(日) 9:00から作業開始の予定、ただいま参加者募集中(会員外の方も歓迎)です。
 当日の集合場所については、担当の谷口さん(tel:080-3891-6093  又は、メール)に直接お問い合わせください。


・四月開催探鳥会の報告 (2018/04/21)

 四月も県内三か所で探鳥会を実施しました。

(1) 東部 4/1(日) 鳥取市湖山池青島 「春の青島で野鳥観察」
 最近、東部の四月は「隠れた桜の名所 青島」での探鳥会です。今年の鳥取市の桜の開花は3/24と早く、3/29には観測史上最も早い時期での満開を迎えました。このため、今年の探鳥会では野鳥と同時に満開のソメイヨシノも楽しむことができました。
   
    お花見+BWへ、いざ出発!      遊歩道沿いにはタチツボスミレの大(?)群落も

 開始する前には駐車場の近くを泳いでいるオカヨシガモを確認、幸先良しと探鳥を開始。サクラ並木の下を時計回りで花見しながら観察するが、期待に反して鳥の姿は少ない。しかも半周回った辺りの半島は、多数のミシシッピーアカミミガメに占拠されていました。

 でも居残り組みのカモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロやオオバンなどもチラホラといるのが確認でき、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキなども・・・。この異常気象には、鳥たちも戸惑っているのではないでしょうか。(文:S.T 写真:管理人)
 トビがゴミを集めて作った巣をじっくり鑑賞


(2) 中部 4/15(日) 北栄町 「北条オートキャンプ場で渡り鳥観察会」
 春の渡り鳥を観察しようと企画して、北条オートキャンプ場周辺で探鳥会をしました。探鳥会開始時は雨混じりのため、参加者は会員のみの8名でした。
 渡り鳥では、砂防林でアトリやルリビタキ、シロハラが、海ではオオハムが、内陸部ではツグミやヒバリが観察できました。渡り鳥以外では、カワラヒワ、カモメ、ヒバリ、スズメ、イソシギ、ミサゴなどが観察できました。渡り鳥の種類では冬鳥が多く見られたので、まだ夏鳥が到着していない時期だったようです。
(by R.Y)


(3)西部 4/15(日) 大山町大山寺 「大山一斉清掃+BW」
 恒例の「春の大山一斉清掃参加+BW」を開催しました。未明までの悪天候が清掃開始前には辛うじて小雨になりましたが、集合時の気温は9度。冬支度+上下カッパ着用で臨みました。ゴミ拾いにもBWにも悪条件の中、集まった野鳥の会の参加者は9人。いつもの担当区域、下山キャンプ場−小鳥の道−横手別れまでの道路脇のゴミを拾いました。
   
    往路は霧の中のゴミ拾い          谷のほうからコマドリの声が!

 
 濃いガスに覆われた若葉の森には所々で山桜が満開で、幻想的な風景にマッチしたトラツグミの声が響きます。谷筋からは珍しくコマドリの声もします。しばらくして霧が晴れると、ヒガラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、アオゲラ、ヤブサメ、イカルなど、次々とさえずりのシャワーが降って来ました。まだ沈黙中のキビタキ(オス)も見つけました。濡れた下草の中には、ショウジョウバカマ、イカリソウ、ミヤマカタバミ、タチツボスミレなどが咲き始め、アオキの真っ赤な実が光っていました。
    復路は鳥の声を聞きながら

 確認できた鳥は夏鳥を中心に24種、悪天候にもめげず集まった私たちに、大山が春のご褒美をくれたようなゴミ拾い探鳥会となりました。(by T.T)


・水鳥公園で「ヒーリングバード作り」を開催! (2018/04/08)

 当「鳥取県支部」が企画・デザインし、「ノームの糸車」(鳥取県西伯郡南部町)が制作、日本野鳥の会通販ショップで販売中の羊毛フェルトキット『ヒーリングバード』。見た目にかわいく、触ってもなごむ小鳥を作る手作り自然教室が、3/17(土)に「米子水鳥公園」で開催されました。親子連れを含む16人の参加があり、エナガ・モズ・ルリビタキの中から各自好きな鳥を選んで作ってもらいました。支部からは作り方の説明や制作の手伝に2人が参加しました。
  
   当支部からもイベントのお手伝い         子供たちも参加

 小鳥を飾る小枝と木の実付きのステージも各自手作りし、最後は全員の作品を持ち寄って記念撮影を行いました。参加者のみなさんには、それぞれに好みの鳥を作り上げて楽しんでいただけたようです。
 イベント終了後には、今度は自然の中で実際に鳥の姿や声を楽しみたい!という声も聞かれました。どうぞ支部の探鳥会にいらしてください、お待ちしています! (by T.T)

 
                 ヒーリングバード、全員集合!


・3月開催の探鳥会の報告 (2018/04/02)

 3月は県内三か所で探鳥会を開催しました。各地の報告です。

(1) 東部 3/11(日) 鳥取市河原町千代川「水辺の冬鳥観察会」
 一年前の当地での観察会は陽光ふりそそいで春まっ盛りでしたが、あいにく当日は冬に舞い戻ったような天気で風邪をひきそうな寒さ。それでも林業試験場駐車場には11名が集合。元気に水鳥を観察しました。

  
   稲常橋のたもと、風が冷たい         橋の上からヨシガモを観察

 千代川では大半のカモが北に帰ってしまったのに、なぜかこの地のヨシガモは、まだ十数羽がとどまっていました。あちこち見ていると、遠くでウグイスがさえずりの練習を開始、まだ下手で「ホーホキョ」の段階。頭上ではヒバリもさえずり出しました。

 去年の十月の台風による増水でで河原は大荒れの状態、流木があちこちに残り、チドリの声はすれども姿は確認できず。そのうちに小雨がパラツキ始めたので、早めに駐車場に戻り鳥合わせをして解散。今年も例年のように、Kさんご夫婦が自宅で増やしているサギソウの球根を持参。去年の夏に水やりをさぼっていてかなり株数を減らしていたので、久しぶりに2ポット分を分けていただきました。
(by 管理人)


(2)中部 3/11(日) 倉吉市「伯耆しあわせの郷で春を探します」
 真冬のような寒さの中、探鳥会がスタート。いつものメンバーに加え、小中学生や懐かしい顔ぶれが見られ、にぎやかな探鳥会になりました。

  

 歩き始めるとウグイスの声。高台から天神川を眺めると、ヒバリの声が聞こえてきました。散策コースに入ると前方の地面にヤマガラを発見。近くにある木と地面を行ったり来たり忙しそうにしています。後方にはエナガとメジロが現れました。静かな山道を進むと、時折ヒヨドリの声。梨畑を横に見ながら少し開けた場所に出るとキョロキョロとシロハラの声。ハシブトガラスとハシボソガラスが、木の先端で私達も見てよと言わんばかりに鳴いています。少し進むと紅梅と白梅がきれいに咲いていました。

 長い坂を下りると、前方でキジバトの群れが飛び立ちました。散策コースも終盤になると、カワラヒワやシジュウカラの群れが姿を現しました。民家の庭では、ジョウビタキの雄が尾を振り振り動かしていました。(文: M.M)


(3)西部 3/25(日) 伯耆町 「大山山麓で春を探そう」
 先週は寒の戻りで凍えましたが、週末は一転春の陽気、フィールドに出ずにはいられません。今日の参加者は、初めて探鳥会に参加する人、暖かくなって久々に参加する人など総勢32人でした。

  
    大山のふもとをゆっくり散策         山麓は早くも春の陽気

 大山山麓はすっかり春の陽気で身体も心もぽかぽかです。集合場所からゆっくり歩き始めると、ホウロクシギ?4羽が飛び去り、コチドリが舗装された路面にいます。海、河川からちょっと距離があり、水田には水がない状態なのに、いきなりのシギチ登場です。

 水田の上空ではヒバリがさえずっており、すっかり春模様ですが、樹園地にはツグミ、ベニマシコ、ミヤマホオジロが見え隠れするなど、冬鳥もしっかり見られました。猛禽類ではハイタカ、ノスリ、コチョウゲンボウも現れ、充実した早春の探鳥会となりました。
    昼食は古民家のそば処

 昼食は希望者19人で古民家をリフォームした人気の蕎麦屋に行きました。予想を超える希望者数のため、幾つかのグループに分かれましたが、楽しい昼食会となりました。
(文:H.T 写真:T.T) 


・「たのしいカモメウォッチング」 (2018/03/04)

 2/25(日)の西部恒例の「楽しいカモメウォッチング」は、風は冷たいながらも天候は晴れ、絶好のカモメ日和?となりました。いつもとは逆コースを選択したのは、最後に御来屋のお魚センター2階で昼食をとるためです。
   
     日野川河口でワシカモメ          皆生海岸でカモもチェック

 日野川河口右岸で中州のカモメを観察すると、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメの4種。先着組はユリカモメも確認。1年目〜4年目及び成鳥の違い、オオセグロとセグロの見分け方について土居支部長から懇切丁寧な説明。比べて見ているとワシカモメ成鳥を発見。カモメを見る楽しみがさらに深まりました。

 西部海岸を西に移動しながらカモメ類、カモ類をチェックし、大山町の御来屋漁港でヒメウ、ウミウをチェック。シノリガモは♂2、♀5、ウミアイサは♀3が盛んに潜水漁をしていました。

 探鳥会後は全員でお魚センターの2階へ。海鮮づくしの昼食を堪能して解散しました。美味しい探鳥会でした。
(by H.T)
  「お魚センター」で海鮮づくしの昼食


・今年もコアジサシのデコイづくりを開始! (2018/02/18)

 当支部では、希少野生動植物の保護管理事業としてコアジサシの繁殖数を増加させる取り組みを行っています。木彫りのデコイを砂浜に置いて、コアジサシの集団繁殖地(コロニー)となるように誘導するものです。2/11(日)、まずはコアジサシのデコイを作る作業からスタートしました。

 午前中の中部探鳥会が雪と強風のために中止されるなど天候不順でしたので、参加者は8人(大人7人、子供1人)とやや少なめですが、昨年までに作成したデコイを見ながら、ナイフ、木工用ヤスリで作業を進めました。疲れたところで、谷口副支部長が苦労して8つに切り分けたアップルパイでお茶タイム。

  
  参加者は男性4人、女性3人、子供1人      専用ナイフで削ります

 時間内に終わらずにお持ち帰りとなった宿題もありましたが、合計30体を次回(4月15日予定)に色塗りをして仕上げる予定です。現地でのデコイの設置作業は五月を予定。皆さんの参加をお待ちしております。

(by H.T:文、T.T :写真)


・新年合同探鳥会の報告 (2018/01/12)

 毎年、一月は東・中・西3地区合同の探鳥会を持ち回りで開催しています。今年は西部ブロックの担当で、米子水鳥公園を会場としました。1/7(日)の当日は、東部2人、中部2人、県外5人を加えて、合計25人の参加者でした。土居支部長の挨拶でスタート、公園の桐原レンジャーの解説を聞きながらネイチャーセンターからカモなど、園内路を散策して冬の小鳥を観察し、干拓地堤防から穏やかな中海を楽しみました。

   
    最初に支部長から新年の挨拶      オナガガモの中に今年もツクシガモが

 探鳥会の後は有志で粟島神社の187段の石段を登って初詣、昼食を安来市の道の駅「アラエッサ」で食べてから能義平野、飯梨川河口へと車を連ね、コハクチョウ、マガン、ヒシクイを観察しました。この日は暖かで風もなく絶好の鳥見日和でした。今年はこの調子で行きましょう。(by 管理人)

   
    山陰の冬には珍しく快晴無風       安来の水張り水田でコハクチョウを観察